2021年8月22日日曜日

個別避難計画作成説明会

 なんやら 長い名前ですが 昨日 8月21日 岡山市北消防署にて 開催され 山下町内会を代表して 参加してまいりました。

 災害時に自力で避難できない「要支援」の方を事前に調査し 最適な方法で避難できるように計画しておくというものです。

 昨今 災害があちこちで多く発生し 3年前の西日本豪雨の真備町でも 「要支援」の方の避難が遅れ 命を落とされる例があり、とりあえず 命を守るためには 「要支援」の方をどのように支援して 避難していただくか? が おおきなポイントになると思われます。

 

何やら広い会場でコロナ対策で間隔がめちゃ広くとってあり しかも 後方の席だったもので 講師の方のお顔は霞んでます。

 これならオンラインのほうがマシですね。

岡山市はオンラインは無理なんでしょうか?


 

 最初に危機管理室から 一通りの計画作成の方法とモデル地区についての説明があり 防災士会の神田さんの講演。 その後 千種学区の伊永会長の実践報告がありました。

 神田さんの講義はとてもいい事を言われているんですが ボソボソと聞きづらくわかりにくかったです。ただし 「死者・行方不明者をださない地域づくりを」と「役割がある人は活き活きと生き続けられる」という言葉が印象にのこりました。

 災害がおこっても 死者行方不明者をださなかったら 復興できるが 死者行方不明がでると復興が遅れるということ。 また 災害にあったときなど 避難所で避難してきた人が自分自身で みんなのお世話や 役割をもって働くと 元気になるという事です。

以下 被災地のつぶやき より 抜粋

『避難所では、避難者の中からリーダーを決め、運営をすることにしました。
健康に配慮した食事の用意や掃除も避難している人で分担しました。
体を動かし人の役に立つことで、不安な気持ちが和らぎました』
              (東日本大震災から4年/釜石市/60代女性)

 

伊永さんは万富公民館への避難訓練など個別避難計画を作成して活用しつつある地域の話 最初は相手にされなかったけど 地道に丁寧にやっていくうちに 地域が変化してきたとの話など 実際に手ごたえを感じて活動をされているところが素晴らしかったです。機会があれば もう少しこの話の続きが聞きたいです 。

3人のシンポジウムは 実際に地域で防災を進めていくうえでのコツや話し方など 参考になる部分も多かったです。


 何よりも 防災の話を進めていくうち 地域の風通しがよくなったとか 今まで できなかった話ができるようになったとか 防災は怖いものではなく 楽しいものと感じてもらえるようになったという話が印象的でした。

 

 

さて この個別避難計画作成ですが これを地域に持ち帰り 民生委員さんと一緒に要支援者宅を回ります。 丁寧に話をして もし 万が一のときはどうするか? 話し合いをすすめていく土台作りをします。

 とても しんどい取り組みですが この地域からは犠牲者を出さない地域づくりをするための一番の近道だと思います。 丁寧にやっていきたいと感じた研修会でした。

 

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