2014年3月15日土曜日

本会は休止することになりました。ありがとうございました。



第15回足守地区防災連絡会(最終回)まとめ

出席者:森田、田中、坪井、森藤(足守駐在所)、平田・藤田(公民館)

足守地区防災連絡会の今後について(公民館より)
 平成23年は3月11日に1000年に一度ともいわれる東日本大震災が発生し、また9月岡山県を直撃した台風16号は、足守川の決壊・越流危険性や支流の決壊・崖崩れ等足守地区にも大きな傷跡を残しました。これを背景に足守地区防災連絡会(以下「足防」)が発足し、各地区の取り組みに関する情報交換や地域住民に向けた防災意識啓発事業、参加者同士の学習等を実施してきました。連合町内会長、消防団、婦人会を招いての情報交換や、黒谷ダム見学など、地域の防災力向上のため様々な活動をしてきました。
 今年度はメンバー同士の情報交換や学習が中心となり、足防の中での学びが地域へ広がったかどうかという点では、あまり効果が見られなかったというのが現状ではないでしょうか。公民館の事業を検討する公民館運営委員会でも、足防の次年度の開催の必要性について疑問の声がありました。
 公民館としては、せっかく結成した会を終えるのはもったいないという思いがある一方で、主催事業として継続するのは現状では難しいとも考えています。
しかし、ゲリラ豪雨や南海トラフ大地震発生がいつ起きても不思議でない状況から、地域に対する防災意識啓発の取り組みは継続して行う必要のあるものだと考えています。
そこで、この足防は今年度いっぱいで解散としますが、今後はメンバーがそれぞれの地域で中心となりご活躍いただきながら、公民館が防災講座等を企画する際には、個別にお知恵を貸していただきたいと考えています。公民館でできるのは、学習機会の提供や人材育成、人と人とを繋ぐことです。いざ災害が起これば自助・共助に頼らざるを得ません。災害に関する知識を広めること、地域住民同士の関係作りに寄与すること等を、今後足防メンバーのお知恵を借りながらやっていきたいと思います。

足防メンバーより
・足防を今年度末で終了することについては同意。
・足防を続けてやってきてよかった。自分の知らない被災地でのボランティアの話が聞けたり、それぞれが持っている情報交換ができたりして有意義だった。
・黒谷ダム見学は市の担当部署と連携して実際に現地に赴き、ダムの構造について理解を深めることができて特に良かったと思う。
・足防に参加したことで、メンバーとの繋がりができた。
・地域の意識に温度差があり、防災事業に取り組んでも中々関心を持ってもらえない。
・もっと早い段階で足防の中・長期の展望を考えておき、連長や消防団に会に入ってもらったらよかったのでは。
・先日のように大雪が降れば、交通がマヒして食料供給が途絶える恐れがある。コンビニでも今はバックヤードにストックを抱えないようにしているから、たちまち商品がなくなる。また、今後30年以内に高い確率で起こるとされている大地震で、足守中学校区は震度5弱~6弱の揺れが予測されており、食料やガソリン等の確保が当面困難になることが予想される。「足守は災害が起きないから大丈夫」と考えるのではなく、各家庭での日頃から災害に備えておくことが重要だということを伝えていきたい。
・防災だけに取り組むのではなく、人と人との繋がりや地域づくりを通して防災力を高めていけたら良いのでは。