2021年8月22日日曜日

足守小学校 避難所設置訓練

 本日 (2021年8月22日)足守小学校にて 避難所設置訓練が行われました。


 まず 事前にスタッフだけで集合。
長門連合町内会会長挨拶。と打ち合わせ

 

 

 

 

岡山市危機管理室の西村さんが 避難所開設のための手順を説明しています。
ここは避難者登録カードを受付して 避難者を振り分ける担当です。


 ここは 毛布を三分の一折りたたんで 一人分のスペースをつくり 体育館に並べるやり方の説明です。

 

 

 

 一旦全員 屋外にでていただき スタッフ役と 避難者役にわかれて 訓練開始します。

まず 長門連合町内会長のご挨拶。

コロナだからといって 災害は待ってくれない。だから あえて訓練をやらないといけない。との力強いお話で 訓練開始です。

岡山市危機管理室の西村さん。

文化振興課? のお二人が足守小学校の担当です。
外で検温と手指消毒をしていただき 入室していただきます。

そこで口頭で問診をします。


避難者登録カードの記入で長蛇の列ができてしまいます。

で 避難者登録カードを受付して 連番を打ち込み 避難場所に誘導。 本日は駐在さんが誘導してくれましたが 実際に災害が起こると駐在さんは こんなことやってる暇はないでしょうね?

 


間隔を1mあけて 一人分のスペースをそれぞれ確保したところです。
にしても 避難した人の数だけ 毛布があるんですかね? それが心配です。

毛布を三分の一折りたたんで 一人分のスペースを計算するのは いいアイディアですね。

 

文化振興課のお二人が毛布の説明をしています。で ここに写りこんでいるテレビですが それぞれの避難所に配置しているとのことです。(普段は防犯上別の場所にて保管してるらしいです。)
このスポットクーラーも2台 配備されています。 もちろん 全部は涼しくできませんが テントと組み合わせたりしたら 体調不良の方や救護用に使えますね。

発泡ポリエチレン製のベッド

「床にポン」という商品名

組み立て簡単で軽くて 丈夫。

これは4組 備蓄されています。

これは寝心地もよいですし 清潔ですね。

冬 暖かく 夏 涼しい 発泡スチロールではないので ボロボロ 破片が落ちることもありません。
戸田さんが 乗ってもびくともしませんでした。

こちらは簡易パーテイション
バサっと広げるだけの簡単設置です。
(収納はコツがいりそうです。)

 

 

 ベッドをいれても 十分なスペースが確保できます。

こちらは簡易テント 同じく 広げるだけの簡単設置なのですが こちらは2重の扉と窓があり 授乳や更衣スペースなどの使用が考えられます。これも収納に四苦八苦してました。
右上にポケットがあり 住居表示をしたりここは 授乳スペースですよ とかの表示ができるようになっています。

こちらはポンプ室内の備蓄です。

テント・パーテイションのほか 簡易トイレ用の汚物袋と処理剤・水・カセットガスの発電機・生理用品・灯光器などが保管されています。


 もともと 浄化槽があったところです。

通常は施錠されています。

 

 

 

 

 

いい体験ができたと思います。また 備蓄品がかなり増えて岡山市の本気度が伝わってきました。 とはいえ まだまだ 避難したくなる避難所には程遠いですし 運営もぎくしゃくすると思いますが 今日はほんの第一歩として考えていただき これから 何度も訓練を繰り返して本番に備えたいと思いました。
 

 

 

個別避難計画作成説明会

 なんやら 長い名前ですが 昨日 8月21日 岡山市北消防署にて 開催され 山下町内会を代表して 参加してまいりました。

 災害時に自力で避難できない「要支援」の方を事前に調査し 最適な方法で避難できるように計画しておくというものです。

 昨今 災害があちこちで多く発生し 3年前の西日本豪雨の真備町でも 「要支援」の方の避難が遅れ 命を落とされる例があり、とりあえず 命を守るためには 「要支援」の方をどのように支援して 避難していただくか? が おおきなポイントになると思われます。

 

何やら広い会場でコロナ対策で間隔がめちゃ広くとってあり しかも 後方の席だったもので 講師の方のお顔は霞んでます。

 これならオンラインのほうがマシですね。

岡山市はオンラインは無理なんでしょうか?


 

 最初に危機管理室から 一通りの計画作成の方法とモデル地区についての説明があり 防災士会の神田さんの講演。 その後 千種学区の伊永会長の実践報告がありました。

 神田さんの講義はとてもいい事を言われているんですが ボソボソと聞きづらくわかりにくかったです。ただし 「死者・行方不明者をださない地域づくりを」と「役割がある人は活き活きと生き続けられる」という言葉が印象にのこりました。

 災害がおこっても 死者行方不明者をださなかったら 復興できるが 死者行方不明がでると復興が遅れるということ。 また 災害にあったときなど 避難所で避難してきた人が自分自身で みんなのお世話や 役割をもって働くと 元気になるという事です。

以下 被災地のつぶやき より 抜粋

『避難所では、避難者の中からリーダーを決め、運営をすることにしました。
健康に配慮した食事の用意や掃除も避難している人で分担しました。
体を動かし人の役に立つことで、不安な気持ちが和らぎました』
              (東日本大震災から4年/釜石市/60代女性)

 

伊永さんは万富公民館への避難訓練など個別避難計画を作成して活用しつつある地域の話 最初は相手にされなかったけど 地道に丁寧にやっていくうちに 地域が変化してきたとの話など 実際に手ごたえを感じて活動をされているところが素晴らしかったです。機会があれば もう少しこの話の続きが聞きたいです 。

3人のシンポジウムは 実際に地域で防災を進めていくうえでのコツや話し方など 参考になる部分も多かったです。


 何よりも 防災の話を進めていくうち 地域の風通しがよくなったとか 今まで できなかった話ができるようになったとか 防災は怖いものではなく 楽しいものと感じてもらえるようになったという話が印象的でした。

 

 

さて この個別避難計画作成ですが これを地域に持ち帰り 民生委員さんと一緒に要支援者宅を回ります。 丁寧に話をして もし 万が一のときはどうするか? 話し合いをすすめていく土台作りをします。

 とても しんどい取り組みですが この地域からは犠牲者を出さない地域づくりをするための一番の近道だと思います。 丁寧にやっていきたいと感じた研修会でした。